商品開発

「環境・エネルギー」「健康・快適」をキーワードに、
新しい"機能"を生み出しています。

「環境・エネルギーカンパニー」としての責任

人類の未来は、私たちの温暖化阻止をはじめとする環境・エネルギーへの取り組み如何にかかっています。日清紡グループは、「企業公器」の考え方を礎とした企業理念『挑戦と変革。地球と人びとの未来を創る。』を掲げ、環境負荷物質の排出削減にとどまらず、省エネルギー・温暖化阻止に寄与する製品群を提供する「環境・エネルギーカンパニー」を目指すことを使命としています。

日清紡テキスタイルは、「環境・エネルギー」を第一のキーワードとして商品開発を推進し、社会に貢献していきます。そして、そこから得られる「健康・快適」を次なるキーワードとして、消費者の皆様に貢献できるモノづくりを目指します。「私たちに与えられた地球環境を、次の世代により良い状態にして引き継いでいく」――この使命を果たすために、私たちは努力を惜しみません。

開発コンセプト

開発コンセプト

たゆまぬ新商品開発と市場投入

「環境・エネルギー」「健康・快適」というキーワードを掲げて事業を展開するには、それらを実現する商品開発体制が重要となります。日清紡テキスタイルは、社会に、そして消費者の皆様に貢献できるような新たな素材や機能の開発に積極的に取り組んでいます。
日清紡ホールディングスの研究所とも綿密に連携しながら、藤枝事業所(静岡県藤枝市)において紡績・織布・不織布技術分野、吉野川事業所(徳島県吉野川市)において繊維全般、徳島事業所(徳島県徳島市)においてモビロン・エラストマーの商品開発を推進しています。また、海外生産子会社にも開発スタッフを配置し連携することでスピーディな開発を推進しています。国内のマザー機能を高め、技術やノウハウを国内外の生産拠点で展開し、他社との協業も含めたグローバルネットワークで競争力の強化を図っています。

開発コンセプト

商品開発体制

シャツ再生プロジェクト

私たちは、綿製品の資源循環技術の確立による省資源(廃棄物排出量の削減、再生利用)を推進するため、使用済みシャツを新しいシャツに生まれ変わらせる「シャツ再生プロジェクト」に取り組んでいます。
このプロジェクトは2022年度NEDO先導研究プログラムに採択され*、信州大学等と共同で、イオン液体を使用したセルロース溶解や連続紡糸などの生産技術の確立、シャツ製品の試作など、実用化に向けた研究開発を進めています。2023年4月より、パイロットプラントの稼働を開始し、生産条件確立に向けた試験を行っています。
2024年末までに、使用済みシャツの回収から再生シャツ販売までの事業化を検討し、東京シャツ(株)を窓口としたサーキュラーエコノミーモデルの実現を目指します。


* 2022~2023年度「NEDO先導研究プログラム/エネルギー・環境新技術先導研究プログラム/植物由来繊維資源循環プロセスの研究開発」

開発コンセプト

シャツ再生プロジェクト 概念図

吉野川事業所

繊維事業の最もコアな技術要素である様々な加工の開発のほか、「環境・エネルギー」「健康・快適」「高機能・高性能」で社会に貢献する繊維全般の商品開発を推進しています。

吉野川事業所

徳島事業所

「モビロン・エラストマー」は、ポリマー研究と独自開発の技術から生まれたオリジナリティーの高い商品です。

徳島事業所

藤枝事業所

マーケットで最上級品と評価されている「綿不織布」は、独自のノウハウによりその技術を蓄積した商品開発を行っています。

藤枝事業所